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2009/7/19 ピロリ菌除菌とB型インスリン抵抗症**
※- ピロリ菌除菌とB型インスリン抵抗症 - 東北大 web site-
胃の中のヘリコバクター・ピロリ菌を除菌することで、高血糖と低血糖を繰り返す糖尿病の一種「B型インスリン抵抗症」の患者が完治したと、片桐秀樹東北大大学院教授(代謝学)ら診療チームが発表した。
成果は18日付英医学誌ランセットに掲載される。
同疾患では、血糖値を下げるインスリンと結合するタンパク質に抗体が発生、血中糖分が正常に肝臓や筋肉などの組織に取り込めなくなる。
高血糖を下げようとインスリンがさらに分泌されてしまうため、一時的に抗体が外れると反動で低血糖になり、冷や汗や震えなどの発作が起きる。治療法は確立されていない。
しかし、診療チームが治療を続けていた80代男性患者が、「特発性血小板減少」を併発。昨年3月に同治療に有効なピロリ菌の除菌を実施したところ、血小板数値が改善しただけでなく、インスリン抵抗症の抗体数がゼロになったという。
患者には糖尿病の症状が見られなくなり、治療から1年経過しても再発せず完治したと判断された。
同チームは、B型インスリン抵抗症にピロリ菌が何らかの形で関与しており、除菌によって完治できる可能性があるとみている。
片桐教授は「完治したと分かった例は1例しかないが、ピロリ菌除菌がB型インスリン治療の定番となれば、一般的な診療治療だけに多くの患者にとって朗報だ」と話している
*-* 2009/7/7 中国・新疆の暴動、死者140人に**
※- 中国・新疆の暴動、死者140人に -web news-
7月 5日、中国:新疆ウイグル自治区の区都ウルムチで5日夜に発生した暴動で、国営の新華社などは6日、少なくとも住民ら140人が死亡、828人が負傷したと報じた。
暴動は同市中心部で発生しており、多数の商店や車両が放火、破壊されるなどの被害が出た。
新華社は、亡命ウイグル人で組織する「世界ウイグル会議」(本部・ミュンヘン)がインターネットなどを使って「勇気を持て」などと暴動を扇動したと指摘した。 中国当局は国外からの指揮を受け、国内の組織が実行した暴力犯罪と判断。 中国は10月に建国60周年の記念式典を控えており、事態を重視した中国指導部は今後、同自治区を中心に国内の引き締めを一層強化するとみられる *-*
2009/6/5 うつ病治療薬の死角**
※- 転換迫られる、うつ病治療 - NHK・クローズアップ現代
約一ヶ月前の5月8日に、厚生労働省は抗うつ薬「 SSRI 」4種類について、他人を攻撃する危険性があると注意喚起を呼びかけた。
服用後に他人に暴力を振るうなど影響が疑われた案件が= 268件。
その内の= 4例については因果関係を否定できないと説明。
既に、アメリカでは服用者が銃乱射事件を起こしたことなどから、5年前から注意喚起の措置が取られていた。
「 SSRI 」は従来の抗うつ薬に比べて副作用が少ないことから世界中で広く服用されていて、多くの患者を救ってきたと言われる薬。
しかし、一部とはいえ服用後に攻撃性を持つ患者が発生している・・・とか。
専門医は、薬そのものが持つ問題に加えて薬の効能に目を奪われ、安易に薬を増減させる医師の姿勢に問題があると指摘している。
また、「誤診」に寄って、本来「 SSRI 」を投与しては危険な患者に処方することが背景にあると指摘する。
厚生労働省の指導で転換を迫られる「 うつ病治療 」の医師の皆さんは、どう対応していくのか?
近年、一番増えているのが精神科の医師とクリニックだと言われる。
産婦人科、小児科、外科医のなり手が減少する一方で、精神科医が増えている問題を、どう捉えるべきなのか。
最近、ドイツのように医師の地域定数制度が国会でも採り上げられている。
要するに、県や市町村の人口で医師の数を制限する事によって、医師不足を改善する方法だとか
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2009年 6月 5日 ”風の道草”
2009/5/16 新型ウイルス・国内感染か**
※- 新型インフルエンザ・国内感染か
5月15日、神戸市によりますと新型インフルエンザのウイルスが検出された神戸市内の17歳の男子高校生と同じ高校に通う別の16歳の男子生徒からも新たに新型インフルエンザのウイルスが検出された。
2人の男子生徒はいずれも海外渡航歴がなく、国立感染症研究所があらためて検査がすることになりますが、新型インフルエンザと確認されれば、水際の検疫ではなく国内で発生が確認される初めてのケースとなる
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2009年 5月16日 ”風の道草”
2009/4/27 インフルエンザの予防**
※- 豚インフルエンザ Q & A -web site-
◎ インフルエンザには、「 マスク着用 」、「 手洗い・うがい 」を積極的に!!
≪ 目立つ若者の発症 ≫
Q 人に感染するの A 通常は感染しないが、豚と直接接触した場合、感染することがあった。
今回のような人から人への感染の集団発生はこれまで例がなかった。
Q どんな症状なの
A 発熱、せき、のどの痛みという通常のインフルエンザの症状に加え、下痢や嘔吐(おうと)する場合も多い。
幼児や高齢者の発症が多い通常のインフルエンザと異なり、今回は若者の発症が目立っている。
Q 治療薬はあるの
A 今回は、インフルエンザ治療薬の「 タミフル 」は有効だったが、「 アマンタジン 」などは効かなかった。
Q 予防方法はあるの
A 現在、人間用のワクチンはない。マスクを着用して、手洗いやうがいを積極的に行うことが大切。
Q 豚肉は食べても大丈夫なの
A インフルエンザのウイルスは、他の細菌やウイルスと同じように、加熱により死滅する。
熱を十分に通して調理すれば、豚肉を食べても感染の心配はない。
生きた豚の輸入は、昨年、メキシコからは1頭もなく、米国からも品種改良用の164頭だけだった
*-*
2009/4/25 豚インフルエンザが人へ感染**
※- 豚のインフルエンザが人へ感染、死者も -web news-
「 米国 」 と「 メキシコ 」 で、豚インフルエンザが人へ感染。
メキシコでは死者も出ている模様で米国当局は「 人から人への感染 」を確認。
米疾病対策センター(CDC)は24日、人から人へ感染する新型の豚インフルエンザウイルスが見つかったと明らかにした。
ただ、ウイルスの感染力がどの程度かは不明としている。
見つかったのはA型インフルエンザウイルス(H1N1)で、CDCは人、鳥、豚のそれぞれが感染するウイルスの遺伝子を含む未知の混合型の可能性があるとして、警戒を強めている。
米国内でカリフォルニア州で5件、テキサス州で2件の人への感染が確認されている。
感染者は既に回復している。
感染者の中で、豚に接触した人はいないという。
メキシコでも豚インフルエンザの感染が報告されているが、米国との関連は今のところはっきりしていない。
CDCは緊急対策センターを立ち上げ、感染源を調べるとともに、他に感染例がないかどうか確認を急いでいる。
NHKニュースでは、豚インフルエンザのウイルスは、通常人に感染しても重い症状を引き起こさず、アメリカのケースでは全員が回復した。
しかし、メキシコでは感染の疑いのある患者およそ800人のうち60人が死亡したとの報道もある。
要注意といった処でしょうか。
また、今後の成り行きに注意して、情報を得たいですね!!
*-* 2009/4/19 ES細胞で毛を生えさせた**
※- ES細胞で毛を生えさせた
松本歯科大講師がマウス実験「人でも試したい」
胚(はい)性幹細胞(ES細胞)を使い、毛を新しく生えさせることに松本歯科大の八巻真理子講師(幹細胞生物学)がマウスの実験で成功した。
脱毛の治療法の開発などに役立つ成果で、日本再生医療学会誌5月号に発表する。
八巻講師は、ES細胞だけでは毛を新生させることが難しいことから、皮膚細胞と共同で様々な器官を作る間葉系細胞に着目。
マウスの胎児の歯から間葉系細胞を取り出し、皮膚の細胞の元になるマウスES細胞と混ぜた塊にして培養した。
その結果、48個の塊のうち約4割で毛が1~2本生えたことを確認。
細胞の増殖を促すたんぱく質を加えると、毛ができる割合は約6割に上がった。
この塊を、マウスの背筋に移植すると12匹すべてで毛が生えてきた。
毛に栄養を送る毛乳頭もできていた。
八巻講師は「ES細胞と、他の機能を持つ別の間葉系細胞を組み合わせれば、違う器官が形成されるかも知れない。
まずは、人のES細胞を使って毛髪ができるか試したい」としている
*-* 2009/4/10 脳血管に女性ホルモンが有効**
※- 脳血管に女性ホルモンが有効 - 理研が発見
動物のメスの体には脳の血行障害を予防する仕組みが備わっていることを、理化学研究所のチームがマウスで見つけた。
老化などで脳の血管が縮む異常に見舞われても、女性ホルモンが血管を広げて血流量が減らないようにしていた。
脳の血行を促し、記憶障害の治療薬につながる可能性があるという。米科学誌の電子版「プロスワン」に10日、掲載される。
神経伝達物質にかかわる遺伝子が壊れ、脳の血管が縮みやすくなったマウスのオスでは血流量が2―3割も減るのに、メスは正常だった。
研究チームは卵巣が出す女性ホルモン「エストロゲン」に注目。
血行障害のオスに女性ホルモンを埋め込むと、血管が広がり、血流の減少を食い止めるという
*-* 2009/4/7 ピロリ菌+たばこ、胃がんリスク11倍**
※- ピロリ菌+たばこ、胃がんリスク11倍
胃の粘膜に細菌ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)がいると、胃がんになるリスクが高まる。
特にたばこを吸っていると、そのリスクが跳ね上がることが、九州大グループによる福岡県久山町の住民の長期追跡調査でわかった。
ピロリ菌感染がなく、喫煙もしない人と比べると、胃がんリスクは11倍になるという。
88年に健康状態や生活習慣を調べた40歳以上の男性約1千人のその後を02年まで追跡した。
全体の半数が喫煙者で、77%にピロリ菌がいた。
調査期間中に胃がんになったと確認されたのは68人で、
内訳はピロリ菌感染・喫煙者が411人中37人、
ピロリ菌感染・非喫煙者が412人中24人、
ピロリ菌非感染・喫煙者が121人中6人、
ピロリ菌非感染・非喫煙者が126人中1人だった。
塩分摂取量の多少や胃腸の潰瘍(かいよう)にかかった経験の有無、年齢など、胃がんの発症に関係しそうな要素の影響を除いて、胃がんリスクを計算すると、ピロリ菌感染者は非感染者の2.7倍。
喫煙者は非喫煙者の1.8倍だった。
さらにピロリ菌感染と喫煙の有無で四つのグループに分けて検討すると、最もリスクが低い「ピロリ菌非感染で、たばこも吸わない」人と比べ、非感染の喫煙者は5.8倍、喫煙しない感染者は6.9倍。
感染と喫煙が重なると11.4倍だった。ピロリ菌で胃が傷むのに加え、たばこの発がん物質にさらされる影響が大きいらしい。
日本では40代以上の男性の7割、女性の6割ほどがピロリ菌に感染しているといわれ、年間約10万人が新たに胃がんと診断されている。
除菌が有効とみられているが、公的な医療保険が使えるのは胃潰瘍などの患者に限られている。
研究の中心になった清原裕教授は「除菌は胃がん予防の大きな手段だが、ピロリ菌だけが胃がんを起こすわけではない。
除菌をする人にはまず禁煙が必要だ」といっている
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新型インフル、ワクチンの複数接種効果**
※- 新型インフル、ワクチンの複数接種効果 - 厚労省研究班
新型インフルエンザのプレパンデミック(大流行前)ワクチンの効果を検討している厚生労働省の研究班は6日、異なるウイルス株をもとにしたワクチンを重ねて接種すれば、発病防止に有効な「抗体」が高まりやすいとの調査結果を発表した。
厚生労働省は、今秋をめどに接種対象をどの程度拡大するか検討する。
調査は、中国とインドネシアで発生した鳥インフルのウイルス株をもとにしたワクチンのいずれかを、昨夏に接種した約400人が対象。
うち200人はその2年前、ベトナムで採取したウイルス株のワクチンも接種していた。
その結果、ベトナム株のワクチンも接種した人は、していない人に比べ、中国株やインドネシア株に対する抗体が高かった。
中国株の場合で約1.8倍。また、接種していないウイルス株への抗体も、高まっていた。
研究代表者の庵原俊昭・国立病院機構三重病院院長は「理論的には追加接種で抗体は高まった。臨床効果は実際に新型が発生しないと分からない」と話している
*-* 2009/3/29 中国:手足口病で児童ら18人死亡**
※- 中国:手足口病で児童ら18人死亡
4万人超が感染し児童ら18人死亡している。
中国で今年に入って手足口病の感染が急増し、衛生省は27日、重症の児童ら18人が死亡したと発表した。
全国で4万人を超す感染を確認。患者の9割以上が5歳以下の児童で、河南省で7人、山東省で5人が死亡した。
手足口病は口の中や手足に発疹(はっしん)が出る感染症。
5~7月に感染拡大の恐れがある。
日本でも毎年夏に流行期を迎えるが、手洗いの励行などで死亡例はほとんどない。
中国では昨年、30人以上が死亡している
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2009/3/12 西アフリカで髄膜炎流行、死者931人**
※- 西アフリカで髄膜炎流行、死者931人
国連児童基金(ユニセフ)は11日、ナイジェリアなど西アフリカ4カ国で髄膜炎が流行し、1月からの死者が931人に上っていると発表した。
感染が広がっているのはナイジェリアのほかニジェール、ブルキナファソ、マリで、これら4カ国の感染者数は1万3516人に達し、うち931人が死亡している。
ユニセフによると、感染が最も深刻なのはナイジェリアで、感染者数は9086人、うち562人が死亡している。
次いでニジェール(感染者数2620人、死者113人)、ブルキナファソ(同1756人、同250人)、マリ(同54人、同6人)となっている。
髄膜炎は脳と脊髄(せきずい)を覆っている髄膜に炎症が起きる感染症で、ユニセフによれば、くしゃみやせきにより感染が広がる。主に年齢が1歳から30歳までの小児や成人の若年層に感染者が多い。
世界保健機関(WHO)によると、髄膜炎と早期に診断された場合でも、感染者のうちの5-10%は、一般的に症状が表れてから1日か2日以内に死亡するという。
感染者に神経的な後遺症が残る場合が多い
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2009/3/7 「歯磨きでインフル発症率10分の1」は本当?**
※- 「歯磨きでインフル発症率10分の1」は本当?
歯磨き指導でインフルエンザ発症率が10分の1に―。 「歯磨きでインフル発症率10分の1」は本当か?
NHKが今年2月4日、情報番組「ためしてガッテン」で紹介したインフル予防法について、一部の内科医や感染症医が「医師など専門家の裏付けコメントが一切なく、釈然としない内容だった」と首をかしげている。
また、ある一般視聴者は「番組を見て、数人の歯科医、感染症医、歯科衛生士に話したところ、『そんな話は初めて聞いた』という答えしか返ってこなかった」と話す。
インターネット上の掲示板などでも、予防法そのものを疑問視する書き込みが目立つ。
番組内では、歯科衛生士がデイケアに通う高齢者に歯磨き指導をしたところ、発症率が10分の1になった事例を挙げ、口腔ケアが予防につながるとしていたが、果たして「歯磨きでインフル予防」は本当なのか―。
2月4日、NHKは「ためしてガッテン」で「インフルエンザ特集」を緊急生放送。
番組中で、東京都府中市の特別養護老人ホームあさひ苑で歯磨き指導をしたところ、発症率が10分の1になったという事例を紹介し、次のように説明した。
「インフルのウイルスは気道の粘膜に付いて増殖するが、粘膜にはタンパク質の覆いのようなものがあって、ウイルスが簡単にくっ付かないようになっている。
ところが、ある酵素がそのタンパク質を破壊してしまう。タンパク質が破壊された状態でウイルスが入って来ると、そこで大増殖してしまう」続けて、予防法を紹介した。
「(粘膜の)タンパク質を破壊する酵素は、歯垢、歯石、舌苔(ぜったい)などから発生している。
つまり、口腔内を清潔に保つことで、酵素ができにくくなり、ウイルスの増殖が抑えられる(インフル予防につながる)。
正しい歯磨きで、歯と歯茎の間の歯石、歯垢はきちんと除去。舌は、専用の舌ブラシか古くなった歯ブラシで磨いて、舌苔を取り除く」 同番組は11日に再放送された。
NHKによると、番組で紹介した予防法は「東京歯科大の奥田克爾名誉教授(微生物学講座)の研究内容に基づいたもの。
2006年2月放送の『ためしてガッテン』で最初に紹介した。その時は、奥田名誉教授にスタジオ出演していただき、解説もしていただいた」という。
同研究については、「国内外の論文誌にアクセプトされて(受け入れられて)掲載されており、科学的根拠の十分あるもの」だと説明する。
「口腔ケアあり」は発症者1人、「なし」は9人 そこで、奥田名誉教授の過去の論文を調べてみると、厚生労働省の03年度老人保健健康増進等事業で、「地域保健研究会口腔ケアによる気道感染予防研究委員会」の8人のメンバーによって、「口腔ケアとインフルの発症率」という調査が行われていたことが分かった。
同調査は03年9月中旬から04年3月中旬までの6か月間、あさひ苑と府中市内のもう一つの通所介護事業所の協力を得て行われた。
65歳以上のデイケアに通う在宅介護高齢者を、年齢、性別、残存歯数、ADL(日常生活動作)、既往症(脳血管障害や肺炎など)の有無、痴呆の有無、インフル予防ワクチン接種率などの条件で偏りが出ないように2グループに分類。
あさひ苑の高齢者98人のグループを歯科衛生士が積極的に介入してケアする「専門的口腔ケア実施群」(平均年齢81.0歳)、
もう一つの施設の高齢者92人のグループをこれまで通り自分で口腔ケアをする「コントロール群」(同83.5歳)とした。前者のグループには、歯科衛生士が口腔ケアと集団口腔衛生指導を1週間に1回実施した。
調査開始から半年後、前者の口腔内を調べると、細菌数が減り、プロテアーゼとノイラミニダーゼの細菌性酵素活性の低下が確認された。
インフル発症者は、前者は1人、後者は9人だった。研究委は、調査結果を厚労省に報告し、海外誌などにも発表した。
幅広い年齢層の大規模調査で、エビデンス蓄積を 「地域保健研究会口腔ケアによる気道感染予防研究委員会」のメンバーとして研究に携わった阿部修さん(歯科医)は、
「調査前からある程度インフル発症は減るだろうと仮説は立てていたものの、10分の1という結果には驚いた」と振り返る。
「過去の研究結果で、細菌性プロテアーゼがインフルウイルス感染を助長することは証明されており、口腔内の細菌が(インフル感染に)影響を与えることは、理論的整合性が高いとみられる。
耐性ウイルス出現などワクチンでの予防に限界がある中で、個人レベルで可能な予防法はできるだけ実践した方がよい。
口腔ケアもその予防法の一つであると考えている」 その一方で、「現時点で言えることは、口腔ケアがインフルの予防に寄与する可能性があるというだけで、その効果の程度については、今後さらなる検証が必要」とクギを刺している。
「調査結果は『口腔ケアがインフル予防に寄与する可能性がある』ことを示し、この研究分野における最初の一歩となった。
大規模調査をしたときに、同じように発症率10分の1という劇的な数字になるかどうかは分からないが、エビデンスを蓄積していくためにも、この研究を基に1000人、1万人を対象とした大規模臨床研究や基礎研究を進める必要がある」
また、阿部さんは、同研究では歯科衛生士が「正しい歯磨き法」の指導を行ったことにも注目すべきだと指摘する。
「あさひ苑では、専門知識を持った歯科衛生士たちが高齢者の歯垢や歯石などを徹底的に除去し、さらに家族や介護者にも徹底的に『正しい歯磨き法』の指導を行った。
指導を受けていない人が漠然と歯磨きしただけでは、口腔内細菌は減少しないし、インフルの予防効果が高まるとは思えない」
「発症率10分の1」という結果が出たことで、あさひ苑では高齢者の口腔ケアに力を入れて取り組むようになった。
ある職員は「口腔ケアがインフル予防につながっているかどうかは分からない」としながらも、「確かに、ここ3年ほど感染者が出たという話は聞いたことがない」と話す。
科学的に証明なら、衛生士の活躍の場広がる この研究報告を見たある内科医は、「エビデンスはないが、口腔内を清潔にしておくことが、ウイルス感染予防に効果があるのは間違いないと考えている。
例えば、高齢者の肺炎の発症率は、口腔ケアをすることで下がることが明らかになっている。
高齢者は、口腔内を不潔な状態にしておくと、異物が入って来たときに『せき反射』が起きにくくなる。
せきが出なくなると、異物を追い出すことができないため、ウイルスに感染しやすくなる」と説明する。
その上で、「この調査結果を活用しないのは、もったいない。
国内の研究者でも海外の研究者でも構わないので、子どもから大人まで幅広い世代を対象に、大規模調査をぜひ行ってもらいたい。
歯磨きの時間と頻度、うがいの頻度、口腔内の細菌数、マスクの有無、インフルウイルスへの曝露時間と回数、湿度など、さまざまに条件を絞って調査を重ね、口腔ケアがインフル予防につながることを科学的に証明してほしい。
口腔ケアで発症率が下がることが証明されれば、歯科衛生士の活躍の場も一気に広がるだろう」と期待を寄せている。
厚労省健康局結核感染症課新型インフルエンザ対策推進室の高山義浩さん(感染症医)は、
「こういった話(研究結果)があることは把握しているが、エビデンスが蓄積されていないので、まだ国として(予防法として)推奨する段階には至っていない」との見解を示し、
その上で、「専門家の調査、意見が集約されるのを待ちたい」とコメントした。
プロテアーゼ タンパク質を加水分解する酵素の総称で、消化液に含まれ、微生物からも分泌される。
洗剤などの製品にも利用されている。
地域保健研究会口腔ケアによる気道感染予防研究委員会のメンバー 佐々木英忠氏(東北大医学部老年呼吸器内科教授)、
奥田克爾氏(東京歯科大名誉教授・微生物学講座)、
菊谷武氏(日本歯科大歯学部附属病院口腔介護・リハビリテーションセンター長)、
阿部修氏(東京歯科大微生物学講座)、
小川弘純氏(府中市歯科医師会会長)、
北原稔氏(茅ヶ崎保健福祉事務所)、
足立三枝子氏(府中市民医療センター歯科衛生士)、
田中甲子氏(地域保健研究会代表)の8人(肩書、所属はすべて04年3月時点のもの)。
研究結果は、06年の「口腔ケアによる気道感染予防教室の実施方法と有効性の評価に関する研究事業報告書」(社会保険研究所刊)、
Archives of Gerontology and Geriatrics誌 (Abe S、 Ishihara K、 Adachi M、 Sasaki H、 Tanaka K、 Okuda K. Professional oral care reduces influenza infection in elderly. Arch Gerontol Geriatr.2006 .43:157-64.) 、06年発行の日本歯科医学学会誌、06年3月15日発行の「歯界展望」などに掲載されている。
2006年3月15日発行の「歯界展望」 「口腔ケアによる細菌性酵素活性の減少とインフルエンザ感染予防」(阿部修、石原和幸、足立三枝子、佐々木英忠、田中甲子、奥田克爾)より一部抜粋。
「口腔ケアがなぜインフルエンザ感染に影響するのか~口腔内細菌とインフルエンザウイルスの関係~」
インフルエンザウイルスは表面に赤血球凝集素(Hemagglutinin:HA)とノイラミニダーゼ(Neuraminidase:NA)というタンパク質を有しており、宿主細胞への感染と増殖にはそれらが重要な役割を担っている。
感染はウイルス表面のHAが、宿主細胞表面のシアル酸を含むウイルスレセプターと結合することで始まる。
その後、細胞内にRNAが送りこまれ、ウイルスは宿主細胞を使って増殖を開始する。
次に増殖したウイルスは細胞表層に瘤状に存在しNAが結合部のシアル酸を分解することによって、細胞から遊離し他の細胞に感染する。
こうした機序によりウイルスは細胞から細胞へと増殖して、感染が進んでゆく。
このような感染から増殖、拡散という機序において、細胞内で増殖したウイルスを細胞から遊離させないことによって、感染を抑えるのが、昨今インフルエンザの特効薬として知られるノイラミニダーゼ阻害薬(タミフルなど)である。
空気中に飛散しているインフルエンザウイルスが咽頭や上気道粘膜に吸着し、細胞に侵入して感染するためには、あらかじめウイルスのHAがサブタンパクユニットであるHA1とHA2とに開裂されていなければならない。
その開裂を起こさせる役割を果たすのが、気道上皮細胞や黄色ブドウ球菌などの細菌が産生するトリプシン様プロテアーゼ(TLP)であることが明らかにされている。
その他、アエロコッカスや緑膿菌、インフルエンザ菌、セラチア菌、肺炎球菌などの関与も示されている。
さらに、直接HA開裂を引き起こさない細菌群においても、気道感染を起こすことによってそれらの内毒素が気道上に刺激を与え、細胞からのTLP産生が促進されることも示唆されている。
要介護高齢者の口腔内細菌数は増加しており、そのなかにはセラチア菌や黄色ブドウ球菌も存在する。
さらにわれわれは高齢者の口腔内衛生状態が悪化しているときに、そうした細菌が増加することを明らかにしてきた。
TLPやNAは多くの他の口腔内細菌によっても産生されることが報告されている。
さらに、Porphyromonas gingivails(P.g.)、Treponema denticola(T.d.)、Tannerella for sythensis(T.f.)などの歯周病原性細菌が産生する細菌性酵素もTLPであることが明らかにされている。
このような状況を考慮すると、口腔内細菌の産生するプロテアーゼが、ウイルス感染に影響する可能性がある。
このような背景の下に、筆者らは口腔ケアによる唾液中の細菌性TLP活性およびNA活性の変化と、それによるインフルエンザ発症率の関係を調査した。
「研究の概要」
―専門的口腔ケア実施群のインフルエンザ発症率が減少―
(略)2003年9月から2004年3月までの冬季6か月間を介入期間とし、介入前後の唾液内の総生菌数算定、NA活性試験およびTLP活性試験を実施するとともに、期間内のインフルエンザ発症者を調べた。
唾液内総生菌数、TLP活性、そしてNA活性のすべてにおいて、専門的口腔ケア実施群に有意な低下が認められた。
それに対し、コントロール群はすべての項目で介入期間前後での差は認められなかった。
介入期間内のインフルエンザ発症者数は10名(実施群1名<1.0%>、コントロール群9名<9.8%>であり、コントロール群において有意に発症者数が多かった。(以下略)
*-* 2009/3/2 インドネシアで洪水被害深刻に**
※- インドネシアで洪水被害深刻に
3月 1日、インドネシアで人口が密集するジャワ島中東部で洪水による被害が深刻になっている。
地域では「27年ぶりの大規模な洪水」(有力紙コンパス)で、主食のコメ生産に打撃を与えそうだ。
日系企業なども製造拠点を置く第2の都市スラバヤ周辺にも被害が及んでおり、物流や生産への影響も懸念されている。
1月ごろからの大雨で中部ジャワ州から東ジャワ州に流れるブンガワン・ソロ川などがはんらんし、両州の州境に近いボジョネゴロ地域を中心に被害が広がった。
国家災害対策本部によると1万軒を超える家屋や学校、宗教施設などが浸水し、1日現在で4000人余りが避難生活を強いられている。
避難所は衛生状態が悪くデング熱などにかかる人が相次いでいる。
東ジャワ州の州都スラバヤ周辺の高速道路でも冠水して乗用車の通行が難しいところもある。
州政府によると、これまでに7000ヘクタール近い田畑が冠水した。
国家災害対策本部は「今週また大雨が降れば被害がさらに広がる」と警戒を強めている
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「安全iPS」を作製、ウイルス使わず**
※- ヒト細胞から「安全iPS」を作製、ウイルス使わず
人間の新型万能細胞(iPS細胞)を、英エディンバラ大の梶圭介グループリーダーらが、ウイルスを使わない手法で初めて作製した。
作製効率もウイルスを使う場合より25倍以上高い。
安全な再生医療につながる成果で、英科学誌ネイチャー電子版に2日、発表する。
梶さんらは、万能性をもたらす4種類の遺伝子をひとまとめにして、特定のDNA配列で挟み、特殊な酵素とともに、人の皮膚細胞に導入した。
その結果、4遺伝子が染色体に組み込まれ、iPS細胞ができた。
従来法では、ウイルスが染色体を傷つけ、細胞のがん化の懸念があった。
京都大の山中伸弥教授らは、ウイルスを使わずにマウスでiPS細胞を作っていた
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2009/2/9 骨粗しょう症治療薬に道**
※- 骨粗しょう症治療薬に道 -web news-
骨を壊す「破骨細胞」の働きを、血液中にある脂質「スフィンゴシン1リン酸(S1P)」が抑えていることを、大阪大の石井優・准教授(免疫学)らの研究グループが突き止めた。 骨粗しょう症など骨がもろくなる病気の新たな治療薬の開発につながる成果で、英科学誌ネイチャー(電子版)に9日、発表した。 破骨細胞は、普段は血液中にある。正常な骨は、破骨細胞と骨を作る細胞がバランスよく働いて、健康な状態を保つ。 加齢などでこのバランスが崩れ、破骨細胞の働きが過剰になると、骨粗しょう症になりやすい。 グループは、特殊な顕微鏡で、生きたマウスの頭骨内を観察。 その結果、S1Pが、血液から頭骨内へ入った破骨細胞の一部を再び血液中に引き戻し、同細胞の骨内での過剰な働きを抑える機能を持つことが分かった。 現在、米国で臨床試験中のS1P活性剤を、骨粗しょう症にしたマウスに与えると、何もしなかったマウスと比べ、骨の破壊程度が6割軽減された研究結果も出ている *-* 2009/2/8 中国大陸で干ばつが深刻化**
※- 中国大陸で干ばつが深刻化 -web site-
干ばつが小麦産地を直撃している。供給不足の心配も出ている。
世界有数の小麦の産地である中国北部と内陸部で干ばつが深刻化し、農作物に与える影響への懸念が高まっている。
今夏に収穫する冬小麦は作付面積の44%にまで被害が拡大した。
中国では農村からの出稼ぎ労働者(農民工)の失業が急増するなど農民収入の確保が急務。
胡錦濤政権は4億元(約53億円)の緊急支出や人工降雨の実施を決めるなど現地の支援に全力を挙げている。
国務院(政府)が設置した対策指揮本部によると、干ばつに見舞われているのは北京市のほか河南省、安徽省など12の省・自治区・直轄市。
昨年10月下旬以降、一帯にまとまった雨が降らず、作付面積にして約1030万ヘクタールの範囲で、冬小麦が枯れたり成長しないなどの被害が出始めた。
429万人と家畜207万頭分の飲料水が不足し、指揮本部は「小麦生産地を襲った50年来の干ばつ」と指摘する
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オーストラリア:史上最悪の山火事**
※- 2月 8日,オーストラリア:史上最悪の山火事
オーストラリア南東部ビクトリア州の警察当局は8日、前日夜からの山火事による死者が84人になったと発表した。
山火事被害としては、1931年 1月に71人の死者を出した「暗黒の金曜日」や、同州と隣接するサウスオーストラリア州と合わせて75人が犠牲になった1983年 2月16日の「灰の水曜日」を上回る、史上最悪の被害となった。
被災地域の状況が明らかになるにつれ、犠牲者の数が増えることが懸念されている。
豪メディアによると焼失面積は30万ヘクタールに達し、学校など公共施設も含めた700軒以上の家屋が被災した。
同州のブランビー首相は8日、「地上の地獄だ」と被害の大きさを訴え、山火事鎮火と延焼防止、被災者の支援に全力を挙げる考えを強調した。
被災地域の一部では降雨もあり、連日40度を超えていた気温も10度以上下がったものの、山火事鎮火の見通しは立っていない。
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オーストラリアは毎年の様に大きな山火事が起きています。
以前から、野火に関しては厳しい罰則があると聞いていますが、自然発生する森林火災、その原因にユーカリの木があげられる。
オーストラリアに多いユーカリの木は油を含んでいて、自然発火で火災をお越し、油性を帯びたユーカリは激しく燃えて拡大すると聞いています。
今回の山火事はビクトリア州の郊外で起きていて、画像で見る限り草原が燃えている感じでした。
NHKラジオでは毎週土曜日、世界各国に住んでいる人達(日本人が多い)と電話で現地の話題など聞いていて、オーストラリア(シドニーかメルボルン?)からも参加していた。
確かに、日中は40度を超える暑さだと話していましたが、日本と違い日陰にいると暑さをそれ程感じないとか、そんな会話をしていた
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2009年 2月 8日 ”風の道草”
更年期診断、病気を見逃す**
※- 更年期診断、病気を見逃す -web site-
更年期障害などと診断されていた女性患者の27%で、甲状腺などの病気が見逃されていたことが、東京女子医大東医療センター性差医療部の片井みゆき准教授らの調査で分かった。
7日から東京都内で始まる日本性差医学・医療学会で発表する。
同センター日暮里クリニック(東京都荒川区)は2007年10月、女性の病気を総合的に診る「女性専門外来」を開設した。
以後、半年間に、月経不順やめまい、発汗、倦怠(けんたい)感などの不定愁訴を訴えて受診した患者を分析した。
ほかの病院などで卵巣機能不全や更年期障害と診断され、女性ホルモンや漢方などを投与されたが、症状が改善せず、同外来を受診した患者は85人(20~50歳代)。
このうち23人(27%)で、症状の原因となる別の病気が見つかった。
多かったのは、バセドー病や橋本病など甲状腺ホルモン異常(6人)。
更年期障害と同じような症状が表れるが、甲状腺の治療をしなければ症状は改善せず、病気は進行してしまう。
そのほか、脳下垂体の病気、膠原(こうげん)病、頭部打撲で起きる硬膜外血腫(けっしゅ)、慢性膵炎(すいえん)などが見つかった。
片井准教授は「女性の不定愁訴は婦人科や内科などの医師が単独で診ることが多いが、専門外の臓器に原因があることもある。複数の診療科の医師が連携する『女性専門外来』は、見落としがちな病気を発見しやすい」と話す
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2009/2/4 ヒトiPS細胞をマウスに移植**
※- ヒトiPS細胞をマウスに移植 -web news-
◎・脊髄損傷改善…慶大チーム
様々な細胞に変化できる人の「新型万能細胞(iPS細胞)」から作った神経幹細胞を、脊髄(せきずい)を損傷したマウスに移植し、症状を改善させることに慶応大学の研究チームが成功した。 交通事故などで脊髄を損傷した人の治療に道を開く成果として注目される。 中枢神経が切断されると回復しないとされる。 これまでマウスのiPS細胞を使って、脊髄損傷マウスの治療は成功していたが、人の細胞を移植すると免疫の拒絶反応を受け、治療は難しかった。 一方、自然治癒にまかせたマウスは後ろ脚をピクピク動かせる程度で、立つのは無理だった。 iPS細胞を使った再生医療では、移植した細胞のがん化が課題とされるが、7週間たっても腫瘍(しゅよう)は発生していない。 そのうえで、サルなどで実験し、人への実用化につなげていきたい」としている *-* 2009年 2月 4日
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